車検とは

自動車の構造、装置、性能などの検査を通称で、車検といいます。自動車検査登録制度ともいいます。
日本でミニカー・小型特殊自動車を除く自動車や排気量250cc超の自動二輪車に対して、保安基準に適合しているかを確認するため、一定期間ごとに国土交通省が検査を行い、また自動車の所有権を公証するために登録する制度です。 よって、ミニカー・小型特殊自動車を除く自動車や排気量250cc超の自動二輪車は登録を受けなければ運行してはならない事になっています(道路運送車両法第4条)。登録を受けなければ自動車の所有権を第三者に対抗する事が出来ません(同法第5条)。 自動車の使用者は、道路運送車両法(昭和26年法律185号)に基づき、定期的に検査を受けることが義務づけられています。

1994年(平成6年)6月、道路運送車両法の一部を改正する法律が成立し、1995年(平成7年)7月から施行され、車検制度が簡素化されました。主な改正点は、以下の通りです。

@24か月点検を車検の後でも認める
A12か月・24か月点検の項目数を半減する
B自家用乗用車の6か月点検を廃止する
C11年を越えた自家用乗用車の車検を1年ごとから2年ごとに延長する

車検には道路運送車両法上、新規検査(第58条)・継続検査(第62条)・構造等変更検査(第67条)の3種がありますが、新規検査は新車を納品する前に購入先のディーラーや販売店が代行する事が多いため、通常は継続検査を指し、車検と呼びます。 登録には新規登録(第7条)、変更登録(第12条)、移転登録(第13条)、永久抹消登録(第15条)、輸出抹消登録(第15条の2)、一時抹消登録(第16条)があります。